ミッション・ビジョン
Mission・Vision


MISSION
バイオ医薬品製造におけるイノベーションを通じて
世界の人々の健康と医療に貢献する

VISION
連続生産を始めとする先進製造技術を集積して
"Advanced Biomanufacturing Factory"を実現し、
抗体医薬品製造にイノベーションをもたらすCDMOとして
国内外に価値を提供する
Renzoku Biologicsの設立趣意
Purpose of establishment

先進技術で、抗体医薬品製造にイノベーションを。
バイオ医薬品産業と製造技術の進化
バイオ医薬品産業の幕開けは、ジェネンテックがリリーに、遺伝子組み換え技術によるヒトインシュリンの製造技術をライセンスした1978年に遡ります。
振り返ると、バイオ医薬品産業はその誕生当初から、有用な生体成分を製造するための技術が産業の中核にあったと言えます。
その後40年以上にわたり、抗体や細胞遺伝子治療など新たなバイオ医薬品が次々と登場し続けていますが、どの様なモダリティであれ、医薬品の種を薬に仕立て上げて患者さんに届けるすべての過程において、“生産”は大変重要な役割と責任を負っています。
そして、その役割と責任を果たすためには、スピード、品質、コストの点で“生産”が常に進化し続ける必要があり、製造技術にも連続的なイノベーションが求められると私たちは考えています。
コロナ禍が示した自国生産力の脆弱性
COVID-19におけるワクチン供給不安を通じて、私たちはバイオ医薬品の自国生産キャパシティの不足を痛感しました。
しかし、安定供給の課題だけでなく、我が国の創薬力を再び強化して、医薬品産業を我が国の基幹産業に育てる上でも、バイオ医薬品を“生産”する能力の強化なしにその実現は困難であると考えています。
Renzoku Biologics設立と私たちのゴール
この様な問題意識から、私たちは「連続生産をはじめとする先進製造技術を集積することで“Advanced Biomanufacturing Factory”を実現し、抗体医薬品製造にイノベーションをもたらすCoE(Center of Excellence)として国内外において価値を提供するCDMOとなる」ことをゴールに掲げて、2023年にRenzoku Biologics株式会社を設立しました。
Renzoku Biologicsは、CMC開発戦略の構築から治験薬・商用製品の製造に至る一連の受託業務を通じて、抗体医薬品生産のエキスパートとして顧客の皆様の抗体医薬品開発、先進製造技術の導入、生産キャパシティマネジメントのお手伝いをいたします。
この様なサービスを通じて、いち早く、高い品質で、低製造コストで、世界中の患者さんが必要とする抗体医薬品を、患者さんの手元に届けることが私たちの願いです。
“新しいCDMO”としての挑戦
創業以来、私たちは単なる受託製造ではなく、最先端の技術を駆使して、お客様の開発を根本から支える“新しいCDMO”を目指してきました。
当社のビジネスモデルは、医薬品開発の上流から下流にわたる一連の流れの中に、先進バイオ生産技術を組み込むことで、お客様に従来にはない価値を提供することにあります。
以下の図は、私たちのビジネスモデルの全体像と、それを支える当社の中核技術、そしてお客様にもたらす価値の関係を視覚的に示したものです。
代表取締役 久保庭 均

会社概要
Company
| 社名(商号) | Renzoku Biologics株式会社 |
| 設立年月日 | 2023年8月22日 |
| 代表取締役 | 久保庭 均 |
| 資本金 | 100百万円 |
| 主要株主 | シークス株式会社(出資比率97.99%) https://www.siix.co.jp/ |
| 社員数 | 25名(2025年10月末時点)役員・アドバイザーを含む |
| 所在地 | 【本社】 東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館20階 【溝の口サイト】 |
| 事業内容 | 抗体医薬品CDMO (Contract Development Manufacturing Organization) |
【本社】
【溝の口サイト】
役員紹介
Officer introduction
| 代表取締役社長 最高経営責任者 CEO 兼 最高技術責任者 CTO |
久保庭 均 | 中外製薬株式会社に37年間勤務。探索研究、事業開発に従事し、その後製剤研究所長、サプライチェーン部長、製薬本部長の後上席執行役員製薬管掌を務める。退職後は、JBA、AMED、政府関係の委員などを委嘱される。 |
| 取締役副社長 | 吉岡 照仁 | シークス株式会社にて30年間勤務し、営業・調達分野を中心に幅広い業務に従事。台湾、上海、ドイツにおいて通算24年間の海外駐在を経験し、現地法人における営業統括および工場運営に携わる。執行役員欧州地域担当・東京営業部長を歴任後、当社の立ち上げに参画。 |
| 取締役 最高財務責任者 CFO |
片岡 潤一 | シークス株式会社にて、日本・アジア・欧州の複数拠点で20年以上にわたって、財務・組織・システム等の経営管理全般に専門性を発揮し、グローバルなプロジェクト推進や組織のマネジメントを通じて事業戦略の策定・実施に深く関与。 |
| 監査役 | 丸山 徹 | 株式会社三井住友銀行にて企画部門や法人営業部門等の勤務に加え、外務省出向を経験。シークス株式会社では経営企画部門、総務・人事部門を統括。2025年3月から同社COS代表取締役専務として、企業価値向上および社員のエンゲージメント向上への取り組みを行う。 |
| 最高事業開発責任者 CBDO | 湯本 史明 | 高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所・構造生物学研究センターにおいて特任准教授など、日本と米国サンフランシスコ・ベイエリアにて20年以上の研究経験を有し、構造生物学・バイオサイエンス分野に精通。バイオベンチャーの国際事業開発支援に従事した後、当社を共同創業。 |
アドバイザー
Advisors
| Chief Science Advisor | 東京大学大学院工学系研究科教授 東京大学医科学研究所教授 津本 浩平 |
東北大学に10年勤務、東京大学にてPIを20年担当し、現在に至る。一貫して抗体を中心とした蛋白質工学研究、バイオ医薬品開発に資する各種解析、特に、会合凝集形成の機構解明と制御、蛋白質相互作用解析について、国際的なリーダーとして、研究を先導している。東北大学在籍時より、豊富な産学連携研究を有する。AMED、JST、JBA等、各種委員を担当している。 |
| Science Advisor | 東京大学大学院工学系研究科 教授 杉山 弘和 |
医薬品製造プロセスのモデル化とシミュレーションによる設計・運転支援を研究。スイス・ETH Zurichで博士号取得後、Roche社・バイオ医薬品注射剤新工場の立ち上げと実生産に従事したのち、現在の研究をスタートさせた。 |

